長崎の坂と石段の町:椎の木町〜八景町編
長崎の山には車が入れないような坂と石段の町が沢山あります
今回は20年ほど前まで祖父母が住んでいた八景町に登って来ました。
一つ前に書いた新興住宅街の女の都と違い、昔ながらの坂と石段の町です。
子供の頃凄く楽しんだ思い出のある場所なので数年おきに訪れています。
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実際に登ってみます
長崎駅の近くから田上往きのバスに乗り、「大平橋」で降ります。
山の上を目指して歩き始めます。
車が入れないような細い坂道を通っていきます。
坂をひたすら登っていきます
石段…というよりも坂です。段を登った面が斜面になっているので脚にかなり負担がかかります。
石段の端や中央がスロープになっている箇所がありますがこれはバリアフリー……ではなく、バイクが通る道なのです。
写真では分かり辛いですがかなりの角度です。僕はここをバイクで上り下りする勇気はありません……。
長崎の町は車が通れない場所が多いのでバイクの使用率が高いです。
途中で振り返るとこんな景色です。汗だくです。
石段は無理すると脚痛めます……。
かつては馬も登っていました
車が入れない変わりに荷運び用の馬がいました。
祖父の家のすぐ側に馬を持っている家があり、TVでも紹介されていました。
写真は2003年頃のものです。今回ここの家の人に合えたのですが、6年ほど前に馬はやめてしまったようです。
ゴミ回収も大変
ゴミ収集車も入れないので人力でカゴをソリのように上から滑らせながらゴミを回収しています。長崎では割とよく見る風景です。
にじみ出る秘境感
山に埋もれそうな年期の入ったアパート。
色々伸び放題で手つかずの家(恐らく空き家)。
土地を継ぐ若い世代が居ないせいか昔より空き地が増えていました。
上から流れてくる高低差のある川。以前は下水道が完備されてなかったので生活用水垂れ流しでした。台所や洗濯で使った洗剤で川が泡だらけになってたのを覚えています。当時はトイレは汲取式でした。
恐らくこの町では役に立たない自転車。
ウチの親もですが長崎出身で自転車乗れない人結構居るはず…。
不便だけど眺めは最高
昔祖母はふもとのスーパーで買い物して荷物を両手に抱えてこの石段を上っていましたが今考えるとかなりハードです。
平地の生活と比べるとかなり不便ですがこの上からの眺めは大好きでした。夜になれば家からでも長崎港の夜景が見られます。
地元の人はバスで迂回ルートを通り一旦上まで行ってから下ることも多いようです。
今は県道237号も充実したのである程度近くまでは車で楽に行けるようになっています。
長崎の町は足腰鍛えられそうです……!
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